ヴァイザー型水門(Visor Gate)   大阪・木津川水門

2005(平成17)年6月8日(水) & 6月13日(月)


千島乗船場に着きました




ここから水門までの距離は、凡そ150m
その向こうに阪神高速の高架橋が見えます
あっ、左側の副水門も閉じられていますね



右側の支台部をアップで撮ってみりました 係りの方が点検していますよ
水門に穴が沢山開いていますね。閉門(外側)の写真ではなかったですよね
一旦開いた防塵スクリーンですが、今はその左端が扉体に接触しています
こうすることで主水門の稼動部に浮遊物などが絡まないようにすると共に
防塵スクリーン自体が風波の影響で異常な揺れが起きるのを防いでいます



それでは、開門の様子をご覧下さい


副水門が開き始めました 14:46



副水門が完全に開き、防塵スクリーンが開いて直ぐ、主水門が動き始めました 14:56


水門の垂直の黒い線と鎖の下の黒い線は、水門内部から落ちる水の仕業 15:05(9分経過)


水門内部の水は、支台に近いところからも落ちるようになりました 15:13(17分経過)


内部の水は支台付近で、まだ落ちています 15:18(22分経過)


防塵スクリーンが完全に閉じられました 15:23(27分経過)


開門開始から32分、開門完了! 15:28(32分経過)



鎖が降り始めました 15:39



鎖が完全に降りました 信号灯はまだ赤です 15:44


信号灯が青になりました 15:45



待っていた船が早速に御通りです 15:47


それでは連続写真でどうぞ!! 凡そ1分です




それでは最後に、この水門の諸元などを示しておきましょう


名称
発注元
受注
完成

主水門

型式
有効径間
有効高
設計水頭
扉体
重量

副水門
型式
有効径間
有効高
設計水頭
扉体
重量


総重量
 木津川水門
 大阪府
 1968(昭和43)年
 1970(昭和45)年11月


 アーチ型殻構造水門(バイザー型水門)
 59.0m
 11.9m
 海側:3.85m 河側:0.45m
 W66.7m×H11.9m
 530t 


 スイング式水門
 15.0m
 11.55m
 海側:3.85m 河側:0.45m
 W17.1m×H11.55m
 107t


 1350t(支台などを含む)


参考
安治川水門および尻無川水門は、木津川水門と全く同じもので、その完成は安治川水門が一足早く同年3月、尻無川水門は本水門と同じく11月です。


バイザーゲート秘話(!?)
この水門の設計・製作を担当した同僚が当時してくれた話によると(記憶違いはお許しを!!)・・・
高知県に対し、高知市の浦戸湾内にバイザーゲートの建設の売り込みに行ったのですが、不成立。その理由は、建設費用が何と県の土木関係予算の1年分だったそうです。その金額110億円也!!

ヴァイザー型水門は概略図のとおり、アーチの内側が海、外側が河川となっています。一般には、外側からの荷重に耐えるのに用いられますね。この水門は何故、逆なのでしょうか。鉄は圧縮に弱く、引っ張りに強いことを思い出して下さい。開門時には自重をアーチ型で圧縮力として受け、防潮時には海からの高圧を引張力で受け止めているのです。残念ながら、どの程度の高張力鋼が使われているのか分かりませんが、鉄の性質を巧く使っているわけですね。


「大阪府西大阪治水事務所」のページに『試運転日程』が掲載されています。
「事務所概要・河川施設」→「水門試運転日程」

また、「河川室」のページにも水門などの説明がありますから、ご興味のある方は、検索して、お訪ね下さいね。




ご都合の良い日に、大阪市交の1日乗車券(850円で、地下鉄・市バスが乗り放題。金曜日と20日のノーマイカーデーは600円)で、渡船巡りも兼ねて、巨大水門が動くのをご覧になられては如何でしょうか。
渡船は、市道の一部として運航されているので無料です。自転車で巡るのも良いですね。


落合上渡船



落合下渡船

甚兵衛渡船


千本松渡船




平成18年6月21日(水)追記 自転車でひとっ走りして来ました

甚兵衛渡船上から見る尻無川水門


甚兵衛渡船場から見る尻無川水門と大阪ドーム



弁天埠頭から見る安治川水門


安治川大橋から見る安治川水門


行って気が付きましたが、塗装の色が違いますね
どの色がいいですか? やっぱり、緑かしら!?


       ・

新大阪駅 木津川水門 明石海峡大橋 ポートタワーと観覧車


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尻無川水門と安治川水門の写真を追加 更新 平成18年 6 月21日(2006)
作成 平成18年 5 月25日(2006)

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